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一般法人の皆様に聞きました!なぜNPOではなく一般法人を設立したの?

【ポイント】
「非営利法人格選択に関する実態調査報告書」において、一般法人を対象に行った調査の結果、非営利活動法人として、なぜNPO法人ではなく一般法人という法人格を選択したのか、の理由として、設立のしやすさや安定的で自由度の高い経営などがあがりました。

公益財団法人公益法人協会と認定特定非営利活動法人日本NPOセンターは、共同で「非営利法人格選択に関する実態調査報告書」をまとめ、公表しました。

この報告書は、非営利活動法人の実態を把握し、今後の支援や連携のあり方を検討するための基礎資料とすること等を目的として、一定期間内に設立された非営利活動法人を対象にアンケート調査とヒアリング調査を行ったものです。

この調査の中から、これから非営利法人の設立をお考えの方への参考として、なぜNPO法人ではなく一般法人を選んだのか?について少しご紹介いたします。
一般法人の皆様に聞きました!なぜNPOではなく一般法人を設立したの?

多くの法人で理由としてあがったものは、NPOの設立には手間と時間がかかること、NPOではさまざまな人が経営に絡んでくるので意見の対立もあり、安定した経営が難しいこと、NPOは任意団体、ボランティア団体的なイメージがあること、NPOの事業範囲が規定されており、自由に活動を行うことができないこと、などとなりました。

また、従来NPOだった法人が一般法人に移ったようなケースの場合、「NPOを認証・監督する行政側の体制に問題がある(たとえば、瑣末な行政指導や事務手続きなど)」といった回答もあり、中には「多大な負担をかけても自由な運営が可能な一般法人に移りたかった」と回答した法人もありました。
また、法人運営についても、「意見の対立や経営責任が社員にあることによって総会に振り回される結果、しっかりとした責任ある経営ができなくなること」なども挙げられています。

一般法人を選択した法人は、NPOに比べて、設立のしやすさや安定的かつ自由度の高い経営といった特徴にメリットを感じているところが多いような結果となりました。

一方で、「あまりに自由なので、NPO程度の一定の規律は必要なのではないか」という意見も見受けられました。

非営利法人の設立に際しては、まず、どのような法人をめざすのかというビジョンを明確にすることが大事です。
一般法人、NPOそれぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、ビジョンにあった形の法人形態を選択することが重要であることを改めて感じました。


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