日本の国土を土砂災害から守る研究開発活動~一般財団法人砂防・地すべり技術センター(STC)

近年の気候変動に伴い、全国各地で大規模な土砂災害のニュースが増えているように思います。一度起きたら地域の皆様の生活に大きな影響を及ぼす土砂災害。その対策は、まさに一刻を争う社会的課題、と言えるでしょう。
このような深刻な土砂災害から日本の国土を守るため、砂防や地すべりに関する高度な技術開発、調査・研究を行っているのが、いずみ会計とご縁のある一般財団法人砂防・地すべり技術センター(以下、STC)です。
1975年に設立したSTCは、これまでに砂防計画、地すべり防止計画、火山砂防計画、ハザードマップの開発、数値シミュレーションの開発、鋼製砂防構造物や砂防ソイルセメントの設計・施工便覧等の刊行など、多くの成果を生み出し、土砂災害対策の現場で活用されています。
特に1990年の雲仙普賢岳の噴火を契機にSTCで作成した「火山災害予想区域図」は、火山防災に非常に有効な資料と評価され、現在のリアルタイムハザードマップの原型と言われています。
STCの事業をいくつかご紹介します!
■研究開発助成:
砂防、地すべり、がけ崩れ対策に関する技術の向上を目指して、研究助成を行っています。研究助成は若手研究者枠も設けられており、若手の研究活動の支援にも力を入れています。
■建設技術審査証明:
民間で自主的に研究・開発された新技術について、開発者の申請を受けて「技術審査」や「証明(審査証明書の発行)」、審査証明書が発行された技術の広報などを実施して、新しい砂防・地すべり技術の活用を促す活動を行っています。
■研究開発:
STC自身も土砂移動実態・移動現象の研究や分析、砂防ソイルセメント工法等の砂防構造物技術に求められる機能や性能に関する研究開発を行っています。
また、こうした研究開発を通じて特許権や実用新案権も取得しています。
今後のさらなる展開として、STCは一般財団法人としての公益的活動や、長年専門とされてきた火山・地すべり・鋼製施設等に関する技術力の向上に加えて、自然や社会の変化に伴う新たな課題にも果敢に挑戦されています。
特に、土砂・洪水氾濫や気候変動、人口減少がもたらす災害リスクへの対策が急務となるなか、独自の「中長期計画」を策定して新たな対策に取り組まれています。
防災・減災の重要性がこれまで以上に高まり、社会環境が大きく変化していくなかで、STCが果たすべき役割はますます重要なものとなっています。
これからの活動に、ぜひご注目ください!
一般財団法人砂防・地すべり技術センター
https://www.stc.or.jp/

この記事の監修者
いずみ会計事務所/いずみ会計コンサルティング株式会社
代表取締役 税理士 浦田泉
公益法人の税務・会計の専門家として20年以上、累計で300以上の団体様を担当。特に公益財団法人設立に向けたお手伝いが得意分野で、弊社の「公益法人設立サポート」をご契約いただいたお客様で公益認定を受けた団体の実績は100%を誇ります。
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