正味財産増減計算書って、何?

【質問】
簿記の勉強をはじめた者です。冬休みになったので勉強をかねて公益法人の財務諸表を見ているのですが、正味財産増減計算書って何ですか?

【回答】
平たく言うと、「株式会社でいうところの損益計算書」とお考えください。
いわゆる「簿記」(商業簿記)の勉強は、株式会社など一般の企業の財務諸表をベースに学び始めます。
そのため、一般の企業とは体系が異なる「公益法人の財務諸表」を見ると、その財務諸表自体が何なのかわからない、という方もいらっしゃるかと思います。
その中でも目立つのが「正味財産増減計算書」だと思います。
「正味財産増減計算書」とは、公益法人等の正味財産(貸借対照表の純資産のこと)が、事業年度中にどういう原因で増えたり減ったりしたのか、を表す書類です。
正味財産増減計算書を見ると、その事業年度注に、その法人にどのくらい収益があり、どのくらい費用や損失が発生し、結果として正味財産がどれだけ増減したのかがわかります。
いわば、法人の運営成績(経営成績)がわかる書類、ということになります。
前年度と比較することで、運営成績(経営成績)の変化も見ることができます。
つまり、株式会社でいうところの「損益計算書」のことだと思っていただければイメージしやすいかと思います。
よく見ると、正味財産増減計算書と損益計算書では科目の体系なども異なるのですが、あまり細かいことを気にせず、上のほうが収益っぽいもので真ん中あたりが費用っぽいもの、最後のあたりの数字が収益から費用を引いた法人の運営成績かな、と思って大雑把に見ると、法人の姿が見えてきますよ。

この記事の監修者
いずみ会計事務所/いずみ会計コンサルティング株式会社
代表取締役 税理士 浦田泉
公益法人の税務・会計の専門家として20年以上、累計で300以上の団体様を担当。特に公益財団法人設立に向けたお手伝いが得意分野で、弊社の「公益法人設立サポート」をご契約いただいたお客様で公益認定を受けた団体の実績は100%を誇ります。
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