ある財団法人の経理部お手伝い時代の話
こんにちは!
いずみ会計の税理士の浦田です。
私はかつて、ある財団法人の経理部お手伝いをしていた時代があります。
顧問税理士の立場ではなく、経理部職員と同じデスクに並び
普段の経理処理や書類作成を一緒にした経験があります。
その頃の公益法人会計基準は、昭和62年式です。
平成16年の公益法人会計基準に変更は、既に発表されていました。
そんな時期の話です。
当時は、正味財産増減計算書は、ストック式が中心です。
フロー式ではありませんでした。
そのため、今度の公益法人会計基準のフロー式って何ですか?と財団理事の方からご質問を受けました。
私は「株式会社などの損益計算書のようなものです」と説明しましたら
反応がみごとに、二つに別れました。
「そうか!分かった!そうだよ、損益計算書か!」
と、喜ぶ顔の理事さん。
この方は、かつて民間企業のご経験があります。
逆反対の反応もあります。
「民間企業の損益計算書!?
余計に解らないねえ~収支計算書だけあれば、用が足りるのにねえ~」
この反応は官公庁出身の理事さん。
私は、自分なりに説明しました。
「収支計算書ももちろん大事ですよ、でもこれからは企業経営の観点が財団にも必要です。
私は財団も、損益計算書の方が重要視される時代がくると思います。」
なんて、頑張って説明しました。
これはまだ10年以内の話です。
今や、事業別正味財産増減計算書は、財団や社団の経営で非常に重要性が高いものになりましたね!
昭和62年式の公益法人会計基準を使って経理実務をされたことのある方!
是非、共感されたら、メッセージをくださいね!
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