公益目的事業が黒字になってしまった
【質問】
公益社団法人です。
今期、公益目的事業が黒字になってしまいました。
公益認定基準の一つに「公益目的事業が黒字でないこと」というものがあったと思うのですが、当法人はすぐに公益認定を取り消されることになるのでしょうか?
【回答】
公益認定基準を満たすことができなくなった場合でも、即座に認定の取り消しにつながるものではありません。
ただし、翌事業年度以降、公益認定を満たすことができるよう、行政庁からの指導や指摘に真摯に対応し、法人として対策をとることが必要です。
認定法5条の公益認定基準の一つに、「公益目的事業が黒字でないこと」が定められています。
こうした公益認定基準を満たさなくなった場合でも、即座に公益認定の取り消しにつながるものではありません。
認定法5条の公益認定基準を満たすことができなかった場合には、行政庁からの勧告を受ける可能性があります。
行政庁から勧告を受けたにもかかわらず、その勧告に従わず、さらに勧告に関する措置をとるように命令を受けても、その命令に正当な理由なく従わない場合には、公益認定の取り消しになります。
翌事業年度以降、公益認定を満たすことができるよう、行政庁からの指導や指摘に真摯に対応し、法人として対策をとることが必要です。
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