ここは必ずチェックしよう!正味財産増減計算書

【質問】
正味財産増減計算書を見るにあたり、最低限チェックしなければならないところがあれば教えてください。
【回答】
当期経常増減額がマイナスになっていないか、経常外収益や経常外費用がないかどうか、指定正味財産増減額がないかどうか、といった点をチェックしてみてください。
(1)経常増減の部…当期経常増減額がマイナスになっていないか
当期経常増減額がマイナスということは、通常通り事業を行った結果、法人が赤字ということです。
その赤字の原因が突発的なものなど、理由があるのならば問題ありませんが、何が原因かわからないけれど赤字な場合、このまま事業を続けると赤字が慢性的に続くことになり、法人の存続にもかかわります。
なぜ赤字になったのか、その赤字は次の事業年度以降は解消できる見込みなのか。
もしそうでないならば事業を根本から見直す必要も出てくるため、ここのチェックは重要です。
(2)経常外増減の部…経常外収益、経常外費用がないか
経常外収益や経常外費用があるということは、通常とは異なる特別な収益や費用が発生しているということになります。
どのような理由で発生したものなのか、きちんと把握しておくことが重要です。
(3)指定正味財産増減の部…指定正味財産増減額がないか
指定正味財産が増加している場合、使い道の定めがある寄附をもらったということなので
いつ、
誰から、
どのように使い道が定められた寄附をもらったのか、
確認する必要があります。
また、指定正味財産が減少している場合は、寄付者の定めた使い道どおりに資産を使ったということになりますので、実際にその使い道どおりに使っているかどうかを確認することも必要です。

この記事の監修者
いずみ会計事務所/いずみ会計コンサルティング株式会社
代表取締役 税理士 浦田泉
公益法人の税務・会計の専門家として20年以上、累計で300以上の団体様を担当。特に公益財団法人設立に向けたお手伝いが得意分野で、弊社の「公益法人設立サポート」をご契約いただいたお客様で公益認定を受けた団体の実績は100%を誇ります。
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