日常のシェアからコミュニティを生み出す―NPO法人ドリームタウン

東京都板橋区の高島平団地。
1972年から入居が始まったこの団地は、総戸数は10,170戸を誇る巨大な団地で、当時の団地建設をけん引した日本住宅公団が造成した団地の代表格、と言えるでしょう。

いずみ会計とご縁があるNPO法人ドリームタウン（今、ドリームタウン）は、この50年以上の歴史を経た高島平団地の中で、コミュニティスペース「地域リビング プラスワン」（以下、地域リビング）の運営を軸に、居場所を通じた暮らしやすい街づくりを推進しています。

活動の中心となる地域リビングでは、単身世帯やひとり親、共働き世帯が増える社会で人と人の接点を創り、コミュニティを生み出す居場所として、“世代や国籍、障がいの有無をこえて、日常のシェアからコミュニティを生み出す”というコンセプトで、家事や子育てのシェア、見守りなど、地域の住民が様々な活動をしています。

例えば、地域のボランティアが交代で「ごはん当番」「おうち番」を担当して「今日のごはん」を作り、地域の人たちがみんなで会話を楽しみながら食べる「おうちごはん」「おかえりごはん」など、食に関する活動のほか、住まい、衣類、学・遊・働に関する活動など、幅広い活動を通じて、地域の方が関わりあう場づくりを進めています。

地域リビングに来た方からは、
「仕事をしていると、なかなか子どもに料理を教える時間がないけれど、地域リビングで子どもが初めて包丁を使えるようになった。」
「地域の子どもたちの成長を見守れるのが嬉しい。いつも、何が喜ぶかな、次は何つくろうかなって考えている。」

また、板橋区宮本町にも地域の交流拠点となる「陽ちゃん家」を開設しました。
現在は、高島平・宮本町・向原の板橋区内3か所の交流拠点が、お互いに連携し合いながら活動を展開していき、地域で安心して暮らし続けられる地域社会を地域の人たちと共につくる活動を続けています。

「昔の村社会に戻るのではなくて、プライバシーは保ちつつも日常をシェアできる、そんな暮らしを広げて行きたい」というドリームタウンは、個人・法人からのご支援も受け付けております。
食材や洋服の寄附、ボランティア参加なども受け付けておりますので、ぜひお問い合わせください！

■NPO法人ドリームタウン
https://dreamtown.info/